石見:
今、中西さんは“造形の美しさ”をかなり意識して靴を作られていると思うんですが、それはいつ頃からなんでしょう?
中西:
2019年に靴教室に通い始めた頃から、イギリス靴、特にエドワード・グリーンのような造形がすごく好きで。その後もInstagramでいろんな靴を見ているうちに、マンドールの村田さんの靴を知って、こんな靴が作れたら…と強く思うようになったんです。それがエスペランサに入る前くらいのことですね。
(※エスペランサでの思い出話は、盛り上がりすぎて長くなるため、今回は割愛します😅 )
石見:
じゃあ、ブランドとしては、今はどんな形を目指していますか?
中西:
まず「Masataka Nakanishi」として、パターンオーダーからビスポークまで、しっかりとサービスのかたちを整えたいです。
あと、自分はあまり“癖の強い”タイプではないと思っているんですが、そのぶん、デザイン性と造形のバランスを大切にしたいと思っています。
目指す方向に近いイメージとしては、ガジアーノ&ガーリングのような、洗練された雰囲気と一体感のある靴ですね。