新たな試みとして、まだ広く知られてはいないものの、これからの活躍が楽しみな靴職人・革職人の方々をお迎えし👞、THE WAY THINGS GOをギャラリーとし
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当店では、新たな取り組みとして、まだ広く知られてはいないものの、確かな技術と美意識を備えた靴職人・革職人の方々をお迎えしTHE WAY THINGS GOをギャラリーとして活用するPOPUPイベントを、ときどき開催してまいります

 

その第一回を飾ってくださるのが、ビスポークシューメーカー・中西雅貴さん。
ハンドソーン・ウェルテッド製法を軸に、構造と美しさを両立させた靴づくりを探求する、若き職人です 。

 

実は中西さんと石見は、エスペランサ靴学院での同期生🎓 (47期生)
今回はその縁もあって、対談形式でお届けします。

中西 雅貴 (なかにし まさたか)氏
2019年に福井真実人氏に師事後、手製靴教室でハンドソーンウェルテッド製法を基礎から学ぶ。
さらなる技術の深化を目指し、日本最古の製靴専門学校「エスペランサ靴学院」に入学。
自らが本当に良いと思える靴を追い求め、卒業後も研鑽を重ねながら現在に至る。
 
中西雅貴 × 石見豪 対談 第1回 POPUPイベントに向けて

石見:
まず、靴づくりを始めたきっかけから伺いたいんですが、確か、中西さんは大学生のときに、靴づくりに出会われたんですよね?

中西:
はい。当時から革靴好きが高じて、色んなブランドの靴を履いてみたんですが、なかなかしっくりくる靴に出会えなくて。
そんな中で、自分で靴を作れる教室があると知り、蘆原橋のシューネクストさんで“まず1足作ってみる”というコースを受けたのが始まりです。 

石見:
いつ頃のことですか?

中西:
2019年です。大学4年の時でした。そこで初めて靴を作って、外羽根やったんですけど、先生に褒めてもらったのが、嬉しくて。

石見:
その先生というのが、のちにエスペランサ靴学院でもお世話になる福井先生ですよね。

中西:
はい。でも今思えば、よく生徒を褒めてくれる先生なんで、それだけのことだったのかもしれません(笑)。 

石見:
いやいや、そんなことないですよ。

デザイン、型紙、革の裁断から縫製まで、すべて自身の手でされています。

中西:
でも福井先生のおかげで、もっと伝統的な靴を作ってみたいと思って、2020年にハンドソーンの製法を学べる教室に通いはじめました。

石見:

あぁ、西成製靴塾の卒業生がされている学校ですか?

中西:

そうです、空堀にある教室です。そこで、ハンドソーン製法で2足目を作ったんですが、この時はまだ、既製の木型を使ってたんですよね......。

 石見:

あぁ、今は木型もオリジナルにされていますもんね。既製のものだと、思うような立体感のある靴にならなかったんじゃないですか? 

中西:

そうなんです。フィット感もやっぱり、それなりで。 

中西:
それから、家でも靴づくりを続けて、道具を揃えながら独学で試行錯誤していたんですけど、一人で学べることの限界を感じて、全日制の靴学校で基礎から学ぶことにしました。 

石見:
で、僕と出会ったのがその学校、エスペランサ靴学院だった、と。

中西:
石見さんには、在学中はすごく影響を受けました。靴ブランドをたくさん知っていたし、実物を磨いているというのもあって、靴を見る“目”がすごく養われているなぁって。

石見:

おー、嬉しいです。中西さんとは一番喋りましたもんね。

中西:
はい。お陰で、僕自身、それまではぼんやりしていたものが、目指す方向として少しずつ明確になっていきました。

石見:
今、中西さんは“造形の美しさ”をかなり意識して靴を作られていると思うんですが、それはいつ頃からなんでしょう?

中西:
2019年に靴教室に通い始めた頃から、イギリス靴、特にエドワード・グリーンのような造形がすごく好きで。その後もInstagramでいろんな靴を見ているうちに、マンドールの村田さんの靴を知って、こんな靴が作れたら…と強く思うようになったんです。それがエスペランサに入る前くらいのことですね。

 

(※エスペランサでの思い出話は、盛り上がりすぎて長くなるため、今回は割愛します😅 ) 

 

石見:
じゃあ、ブランドとしては、今はどんな形を目指していますか?

中西:
まず「Masataka Nakanishi」として、パターンオーダーからビスポークまで、しっかりとサービスのかたちを整えたいです。

あと、自分はあまり“癖の強い”タイプではないと思っているんですが、そのぶん、デザイン性と造形のバランスを大切にしたいと思っています。
目指す方向に近いイメージとしては、ガジアーノ&ガーリングのような、洗練された雰囲気と一体感のある靴ですね。

石見:
中でも特にこだわっているポイントはありますか?

中西:
デザインの「線」ですね。線をどう見せるか、そのためのパターン作りにはかなり気を遣っています。

たとえば内羽根のウイングチップ。ウイングのラインって、もともと人間の骨格を意識して、痛くなりやすい部分を避けるようにデザインされているんです。
バンプのラインが第五中足骨の骨頭(※小指の付け根あたりの出っ張り) をよけるようになっていて、そういった機能的な意味合いを損なわずに、見た目の一体感を出せるように設計しています。

中西:
あと、ウイングとバンプのラインが並行に揃うことで、自然な流れが生まれますし、ヒールのデザインラインとアゴの位置も揃えることで、作業性と美観の両立も実現できます。
ウイング・バンプ・ヒールそれぞれのラインが、ウエストに向かって等間隔で落ちるように配置し、ソール裏から見たときの縫い目も、内外で揃うように設計しています。
中西さんの靴を、ぜひ直接見てみてください👞  

靴の造形に対する感覚の鋭さ、技術を丁寧に積み重ねていく姿勢、そして何より、お客様と真っ直ぐに向き合う誠実さ。
中西さんの靴づくりには、そんな魅力が詰まっています。
これからどんな一足を生み出していくのか、私たち自身もとても楽しみにしています。

 

今回のPOPUPは、中西さんの靴を実際にご覧いただける、貴重な機会です。
ご本人も「まずは見てもらいたい」と話していましたので、どうぞお気軽にお越しください。  

 MASATAKA NAKANISHI SHOEMAKER
POP UP EVENT
at THE WAY THINGS GO

 

【日程】

2025年8月2日(土)〜 8月9日(土)
12:00 - 19:00(ご予約の場合、18:00最終受付)

 

※ イベント期間中、中西さんが在店する日はオーダーも可能です(要ご予約) 

THE WAY THINGS GO
〒541-0047
大阪府大阪市中央区淡路町2丁目5-8
船場ビルディング415
 
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