1950〜60年代のアメリカ靴が持っていた思想と構造を、現代にどう引き継ぐのか。 清水川栄氏への取材を通して、Arch Kerryというブランドの必然性に迫りま
正しく表示されない場合はこちら
このメールは、株式会社KINKOUからのメール配信をご希望された方に送信しております。今後も引き続きメールの受信を希望される方は こちらをクリック してください。 今後メールの受信をご希望されない方は、こちらから配信停止手続きが行えます。

いつもTHE WAY THINGS GOをご利用いただき、ありがとうございます。

 

昨年本メルマガで、
シューメーカーを中心に、業界でも特に造詣の深い靴のプロに、3つの質問を投げる企画を行いました。

 

質問のひとつが今、気になっている既製靴ブランドは?

 

この問いに半数の回答者が、同じブランドの名前を挙げました——

それが、Arch Kerry でした。

3つの質問の記事はこちら↓

https://clt1744417.bmeurl.co/12986926
https://clt1744417.bmeurl.co/12A4081F

 Arch Kerry (アーチケリー)とは

まだご存知ない方もいらっしゃるかもしれません。

 

Arch Kerry は、2020年に清水川 栄 (しみずかわ さかえ)氏スタートした

比較的新しいブランドですが、

立ち上がった直後から、靴業界でも現場に近い人たちの間で、静かに注目を集めてきました。

 

今回は、清水川さんにお話しを伺いながら、Arch Kerryというブランドの何がそんなに特別なのか、掘り下げていきます。

1950~60年代のアメリカ靴に憧れて

Arch Kerryの原点は、1950〜60年代のアメリカ靴にあります。

 

第二次世界大戦で本土に大きな被害を受けなかったアメリカは、戦後すぐに経済成長期へと入りました。

 

軍需産業を基盤とした大量生産の技術や厳格な品質基準は、日常の製品づくりにも引き継がれ、
靴づくりにおいても「大量に作るが、決して妥協しない」という姿勢が、ごく自然な前提として共有されていました。(なんて良い時代)

 

オーダー品ではなく量産品でありながら、驚くほどクオリティが高い。
そこに、清水川さんがアメリカのヴィンテージ靴を面白いと感じている理由のひとつがあります。

余談ですが、この時期のアメリカは、いわゆるミッドセンチュリーと呼ばれる建築や家具の分野でも世界をけん引していました。

その下地にあるのはやはり、機能性・合理性・量産性を前提としたものづくり

 

製造業が花開いた、アメリカの黄金期です。

さらに清水川さんは、

ナイキのエアマックスにも通じるような、履き心地を良くするための工夫が、この頃すでにされていたのも面白い」と話します。

 

たとえば、当時は最高級品とされる靴にも、つま先裏のライニングにはキャンバス生地が使われていました。

これは、1920年代までのブーツが主流だった頃の名残で、短靴が一般化した後も、足あたりを良くする目的で残されたものだと考えられます。

 

他には、中底にスポンジ状のクッション材を入れた靴の広告も残っていて、当時から「快適に履くこと」が、靴づくりの重要なテーマだったことがうかがえます。

 

↓当時の広告。靴底でくつろぐ紳士がかわいい。

ここまで聞くと、アメリカのイメージもあって、どこかカジュアルでラフなスタイルを思い浮かべる方も多いかもしれません。

 

でも実際には、見た目はヨーロッパの高級靴に引けを取らない、精巧なドレスシューズ。
そのギャップもまた、当時のアメリカ靴のすごさだと感じます。

清水川さんの私物、Florsheim の50年代キャップトゥ。(モデル名は Rambler )

 

赤茶のアッパーに白いソールステッチをかけた仕様は、アメリカのヴィンテージシューズらしい象徴的な組み合わせ。


アッパーのステッチも2色の糸で縫い分けられており、手の込んだつくりが見て取れます。

 

50年代の赤茶キャップトゥは、ヴィンテージ好きにとって特別な存在で、手に入れたときの喜びが最も大きかった一足だそうです。

なぜ再現するのか?

清水川さんにお話を伺ってきて、1950〜60年代のアメリカ靴の魅力は、十分に伝わったのではないでしょうか。

 

でも同時に、こんな疑問も浮かんできます。
「それなら、その時代の中古やデッドストックでいいのでは?」
「今のアメリカ靴じゃダメなの?」

 

不躾かな、と思いながらも、尋ねてみました。

 

まず現実として、1950〜60年代のアメリカのヴィンテージシューズを取り巻く環境は、
この十数年で大きく変わったそうです。

以前は3万円前後で手に入ったような靴も、いまでは驚くほど価格が跳ね上がりました。 

 

もうひとつは、当時と現在とでは、靴が作られている前提そのものが違うという点です。
製造環境や素材、靴に求められる役割は時代とともに変わり、現代に作られるアメリカ靴と、過去の靴を並列して語るのは難しくなりました。

 

だからこそ、黄金期の靴を、現代に通用するかたちで再構築しようという試みなのです。

Arch Kerry|RTW POP UP & MTO TRUNK SHOW 開催

そろそろ、Arch Kerry の靴を実際に見てみたくなってきたのではないでしょうか。

 

もうお察しの通り、当店にて2月にArch Kerryの受注会を開催します🎉 
今回は、2つの異なるかたちでご紹介します。 

RTW(既成靴)POPUP

Arch Kerryの思想をそのままに、手に取りやすい価格で仕上げたライン。
関東外では数少ない、既成靴を実際にご覧・ご試着いただける機会です。

【日程】2月14日(土)〜20日(金)12:00〜19:00
*15日(日)・18日(水)は定休日

【価格】税込 ¥74,800〜

 

人気の Service Shoes や キャップトゥ、ホールカット など、Arch Kerry の既成靴モデルを幅広くご用意します。

* ご予約なしでもご覧いただけますが、事前にご予約いただけましたら、サイズ感やモデルの違いなども含めて、よりしっかりとご案内することができます。

下記のMTO期間中もご覧いただけます。


MTO (パターンオーダー靴) TRUNK SHOW

Arch Kerry を象徴する HAND MADE ラインをご注文いただけます。
【日程】2月21日(土)・22日(日)12:00〜19:00

 

【価格】税込 ¥154,000〜

 

【納期】6か月


* 完全予約制 

 

・単にモデルや革を選べるだけでなく、熟練職人が指定に合わせて手仕事で仕上げるため、既製靴にはない“自分だけの雰囲気・個性”が生まれます。 

・補正やその他の調整については、内容に応じて個別に対応いたします。

 

・革・色の組み合わせが自由
 国産カーフ/英ステッド社スエード/米ホーウィン社コードバン など

 

・製法を選択可能

    • グッドイヤーウェルト(標準)

    • ハンドソーンウェルト(オプション)

POP UP、受注会のご予約やご質問は、下記よりお問い合わせください。お気軽にどうぞ。

次回は、実際のモデルを交えながら、清水川さんがブランドを立ち上げるに至った経緯を紐解いていきます。
 
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
THE WAY THINGS GO
〒541-0047
大阪府大阪市中央区淡路町2丁目5-8
船場ビルディング415
 

📢 公式LINE、登録されていますか?

 

@651bcnxn

当店では、週に1度、営業スケジュールを配信中です。
「行ったら閉まっていた…」という悲しい事態を防ぐためにも、ぜひご登録をおすすめします。

クーポンの配信や、最新情報もお届けしています。

Instagram

淡路町, 2-5-8, 船場ビルディング415, 大阪市中央区, 大阪府 541-0047, Japan


|