スーツに求めるものは人それぞれですが、良いスーツには、やはりいくつか共通する要素がある
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いつもTHE WAY THINGS GOをご利用いただき、ありがとうございます。

 

 今回は、以前の配信で多くの方から反響をいただいた「スーツ」について、もう少し踏み込んでご紹介する続編です。

「良いスーツ」の見分け方、ありますか?

皆さまはスーツの良し悪しをどこで見分けていますか?

着心地、デザイン、価格……重視するポイントは人それぞれ。

 

スーツに求めるものは人それぞれですが、良いスーツには、やはりいくつか共通する要素があるように思います。

一例として、当店のオリジナルスーツづくりを通じて、その特徴の一端をご紹介させていただきます。 

着心地を支える、スーツの土台=芯材

スーツの良し悪しを決めるうえで、着心地は無視できない要素ではないでしょうか。

 

その“着心地”の核となるのが、芯材の選定と、首・胸・肩まわりの設計です。

 

なかでも芯材は、スーツの骨格や美しいシルエット、さらには耐久性を支えつつ、
着たときのフィット感を大きく左右する重要なパーツです。

ジャケットの前身頃には、「毛芯(けじん)」と呼ばれる副資材を糸で縫いとめていきます。
この手法を、当店でも採用しています。

 

使っているのは、最高級フルオーダーでも用いられるキャメル×ウールの三層構造の芯材。軽くてやわらかく、ハリもしっかりしています。

長時間着ても疲れにくい、心地よい着用感を生み出すのが特徴。

 

ただし、この芯材はやわらかいぶん、たわみや歪みが出ないよう、手間を惜しまず、時間をかけて丁寧に縫製しています。

大量生産には向かない。“量産では出せない良さ”があるのです。

量産品にはない。オリジナルの型紙の貴重性

実は、量産型のスーツ工場で“完全なオリジナル型紙”を使って仕立てるのは、かなり難しいことです。

 

というのも、多くの工場は「決まった型紙=効率的に大量生産できる」ことを前提に、作業が細かく分業されています。

たとえば、ボタンだけをつける人、衿だけを縫う人――。
1つの作業を専門で担当する人たちが、何十人と並ぶライン作業です。

しかも、作業者の多くは短期のパートや外国人労働者。
だからこそ、工程は「誰でもできるように」簡略化されていきます。

 

そこへ“いつもと違う”型紙が入ると、一気に流れが止まってしまう。


別のラインを新たに組む必要があり、コストも手間も大きくなります。

だから多くのスーツは、工場が用意したベース型紙を「ちょっとだけ調整しただけ」のもの。
ブランド名やショップ名が違っても、中身は同じというケースも珍しくありません。

※ 製作時に使用する型紙

でも、オリジナルの型紙を使うことで初めて、ブランドならではの着心地や、見た目へのこだわりを実現することができます。

 

私たちのブランドgodot(ゴドー)でも、量産性や効率を優先せず、完全オリジナルの型紙をもとに、一着ずつ丁寧に仕立てています。

それこそが、「本当に自分に合うスーツ」の、何より大切な鍵だと考えています。

呼吸する生地と、縫製の技。

もちろん、生地もスーツの仕上がりを左右する重要な要素のひとつです。
……が、生地の話だけでメルマガが書けてしまうほど奥が深いため、今回は割愛します。

 

ここでは「生地の縫製の難しさ」について。

というのも、生地は、呼吸しています。
湿度によって膨張・収縮を繰り返すため、その動きを見越した縫製が不可欠です。

 

丁寧な製作を行う場合、縫製前に生地に蒸気をあて、一定時間置いてから作業に入ります。
これにより、表地と裏地の収縮率を整え、時間が経っても撓み(たわみ)や歪みが出にくい構造に仕上げています。

一方で、量産スーツの多く(95%以上)は、接着芯で生地をベタッと貼り合わせ、膨張・収縮しないようにすることで縫製を簡略化しています。

 

その結果、風合いが失われ、硬くて動きにくいスーツになってしまうのです。

実は、高級ブランドでも接着芯を使用しているケースは、決して珍しくありません。

シルエットの美しさ

立ち姿・横姿・動いたときのラインが自然で、体型を美しく見せられる設計であること。
さらに、ツキジワやダキジワといった背中に現れがちなシワが出にくいことも、大切なポイントです。

 

当店のオーダー会でも、お客様ごとに型紙を設計する担当者と、スーツの製作を一貫して行える“丸縫い職人”の2名体制で採寸を行い、細部まで丁寧に調整しています。

手が届く「フルオーダーの品格」

本来、着心地・品質・品格を備えたスーツはフルオーダーでしか手に入りませんが、

「godot」はパターンオーダーでそのクオリティを、より手軽に楽しめる形にしました。

 

型紙を手がけるのは、業界屈指のモデリスト・井地八朗氏。

井地氏とともに、「本当に良いものを、もっと身近に」という思いで形にしてきました。

 

生地は原価でご提供。ヴィンテージや一点ものもご用意しています。

オーダーならではの楽しさを、ぜひ体験してください。

 

……と、ここまで読んでくださった方は、もうお気づきかもしれません。

そう、スーツの受注会を開催します。

 

ご予約制でゆっくりご相談いただける2日間。

ご興味ある方は、ぜひこの機会に。

井地 八朗 氏プロフィール

井地 八朗。1963年10月生まれ。

国内外の有名ファッションブランドのハイエンドラインを監修・製作するI.J.I unit代表。

 

大手セレクトショップ・百貨店のアイテムも長年担当。フリーハンドでのパターン製作、スーツ生地の監修、ファッションブランドのディレクション、縫製工場の製作指導など、幅広く手掛ける。

受注会概要

パターンオーダースーツの受注会を開催いたします。

実際に「godot」を手に取って、試着できる機会です。

 

【日程】2026年12月5日(土)

 

【時間】12:00~19:00(ご予約制・最終受付時間)

 

【場所】THE WAY THINGS GO

 大阪府大阪市中央区淡路町2丁目5-8 船場ビルディング415

 

【価格】¥148,000 (tax in) 〜

 

当日は、型紙設計を手がける井地氏が店頭に立ち、接客を担当します。
お客様と直接お話をしながら、その方に合う一着をご提案させていただきます。

40着以上の試作を重ねて完成した、モデリスト井地氏による究極のパターンオーダースーツ。
ぜひ、実際に袖を通してご体感ください。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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